こんにちは。家電ワールド、運営者の「K」です。
IHグリルで魚がうまく焼けない理由と、美味しく焼くためのコツをまとめました。
火力設定のポイントや塩を振るタイミング、冷凍魚の扱い方など、IHグリルの使い方に迷っている方がすぐ実践できる情報をお届けします。
皮がシワシワになる原因や、パナソニック・日立・三菱のメーカー別機能の違いについても触れているので、購入を検討中の方にも参考にしていただける内容です。
- IHグリルで魚の皮がシワシワになる本当の原因
- 塩加減と火力設定で仕上がりが変わるコツ
- サンマ・さば・あじなど魚種別の焼き方のポイント
- パナソニック・日立・三菱のグリル機能比較と選び方
IHグリルで魚がうまく焼けないときの解決策
まずは「なぜ失敗するのか」という原因から確認していきましょう。原因が分かれば、対策もグッとシンプルになります。
皮がシワシワ・パサパサになる原因

IHグリルで魚を焼くと皮がシワシワになったり、身がパサパサになったりしてしまう——その原因は、ガス火との加熱方式の違いにあります。
ガスコンロのグリルは炎から出る遠赤外線が魚の表面をしっかり加熱し、外をパリッと焼きながら中はふっくら仕上げる効果があります。
一方、IHクッキングヒーターのグリルは電気ヒーター(またはIH方式)で加熱するため、遠赤外線の量がガスに比べて少ない機種が多いです。
その結果、表面が十分に焼き締まる前に内部の水分が蒸発してしまい、身がパサパサ・皮がシワシワという状態になりやすいのです。
ガスとIHの違いをひと言で言うと「遠赤外線の量の差」。IHでは加熱方法を工夫することでカバーできます。
塩加減と塩を振るタイミング

IHグリルで美味しく焼くために、まず見直したいのが塩を振るタイミングです。
塩を振ってすぐ焼くと、魚の表面に水分が残ったまま加熱されてしまいます。
おすすめは、焼く10〜20分前に塩を振り、ペーパータオルで表面の水分を拭き取ってから焼く方法です。
これにより余分な水分が出た状態で焼けるため、皮がパリッと仕上がりやすくなります。
塩の量は魚の重さに対して1〜2%程度が目安。多すぎると塩辛くなり、少なすぎると締まりが出にくくなります。
塩を振った後にキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取るのが、皮をパリッとさせる大切なひと手間です。
火加減・火力設定のコツ

IHグリルの失敗でよくあるのが、最初から強火にしてしまうことです。
ガス火に慣れていると「強火で一気に焼く」イメージがありますが、IHグリルでは中火〜中強火からスタートするのが基本です。
最初に中火で魚全体に熱を通し、仕上げに少し火力を上げて皮をパリッとさせるイメージで調理すると、焦げや生焼けを防げます。
また、グリルは必ず予熱してから使うのも重要なポイントです。予熱なしで焼き始めると、加熱ムラが起きやすくなります。
目安として予熱時間は2〜3分程度。機種によって異なるので、お使いのIHの取扱説明書も確認してみてください。
魚の種類別おすすめ設定(サンマ・さば・あじ)

魚の種類によって脂の量や厚みが異なるため、最適な火力設定も変わります。
サンマ
脂が多く焦げやすいため、中火〜中弱火でじっくり焼くのがポイントです。
強火で一気に焼くと外側だけ焦げて中が生焼けになりやすいので注意してください。
さば
厚みがあるので中火でしっかり時間をかけて焼きます。切り身なら片面5〜6分が目安です。
皮側から焼き始め、ほぼ火が通ってから身側を焼くと崩れにくくなります。
あじ
比較的火が通りやすいため中強火で短時間が基本です。
一尾丸ごとの場合は切り目を入れておくことで火の通りが均一になります。
記載の火力・時間はあくまで目安です。お使いの機種によって異なりますので、焼き加減を見ながら調整してください。
冷凍魚をIHグリルで焼く方法

冷凍の魚をIHグリルで焼く場合は、解凍してから焼くのが基本です。
冷凍のまま焼くと、外側が焦げても中心部が冷たいままになりやすく、仕上がりにムラが出やすくなります。
解凍は冷蔵庫でゆっくり行うのがおすすめ。常温での急速解凍はドリップ(旨み成分)が流れ出てしまうため避けましょう。
解凍後は生魚と同様に塩を振り、水分を拭いてから焼きます。
機種によっては「冷凍魚」メニューが搭載されているものもあるので、そちらを活用するのも一つの方法です。
グリル以外の調理方法も検討したい場合は、レンジで魚が焼ける皿も効果的です。
皮をパリッと仕上げる切り目の入れ方
皮をパリッと仕上げるためのもう一つのコツが、焼く前に皮に切り目を入れることです。
切り目を入れることで、加熱時に皮が収縮しても身が反り返りにくくなり、グリル内で均一に熱が当たります。
切り目の深さは皮だけに入れる程度で十分です。深く入れすぎると身がバラバラになってしまいます。
切り目を入れる本数は魚の大きさに合わせて2〜3本が目安。サンマのような細長い魚なら2本、さばのような幅広い切り身なら3本程度が適切です。
IHグリルで魚をうまく焼くための機能と選び方
ここからは、IHグリルの機能面や各メーカーの違いについて解説します。機種選びの参考にもしていただける内容です。
自動調理・メニュー選択機能の使い方
最近のIHクッキングヒーターには、魚の種類を選ぶだけで自動で火加減・時間を調整してくれる自動調理・メニュー選択機能が搭載されています。
パナソニックの上位機種では「12メニュー自動調理」が使えるモデルがあり、塩魚・生魚・切り身など細かく選択できます。
この機能を使えば、手動で火力を調整する必要がないため、IHグリルに慣れていない方でも失敗しにくくなります。
お使いの機種に自動調理機能がある場合は、まずそちらを試してみるのがおすすめです。取扱説明書のメニュー一覧を確認してみてください。
パナソニック・日立・三菱のメーカー比較
グリル機能はメーカーによって大きく異なります。主要3メーカーの特徴をまとめます。
| メーカー | グリル方式 | 最大火力(目安) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| パナソニック | IH方式 | 約3.7kW | 火力が強く、ガス火に近い仕上がり |
| 日立 | 電気ヒーター方式 | 約2.6kW | ラク旨グリル搭載、センサー制御が充実 |
| 三菱 | 電気ヒーター方式 | 約1.8kW | コンパクトで使いやすく、シンプル設計 |
グリルの火力だけで比べるとパナソニック>日立>三菱の順になります。
ガス火に近いパリッとした仕上がりを重視するならパナソニック、センサー制御で安心して使いたいなら日立が選ばれる傾向があります。
記載の火力数値はモデルによって異なります。購入前に各メーカーの公式サイトで最新情報をご確認ください。
ラクッキングリルとラク旨グリルの違い
パナソニックのラクッキングリルと日立のラク旨グリルは、それぞれのメーカーを代表するグリル機能です。
パナソニック ラクッキングリル
ラクッキングリルはグリル皿(陶器製)を使うことで、グリル網が不要になる設計です。
网不要で掃除がしやすく、グリル皿ごとオーブン料理や蒸し料理にも対応できる多機能さが特徴です。
日立 ラク旨グリル
グリルカメラと温度センサーを組み合わせ、焼き加減を自動でコントロールします。
「つけっぱなしで失敗した」という心配が少なく、焦げや生焼けを防ぐ安心感があります。
どちらも従来のIHグリルに比べて使いやすさが向上しています。予算と使い方に合わせて選ぶとよいでしょう。
グリルカメラ・センサー機能を活かす方法
日立の上位機種に搭載されているグリルカメラは、グリル内部の様子をカメラで確認しながら調理できる機能です。
焼き具合をリアルタイムで確認できるため、「焦げていないか心配で蓋を開けてしまう」という問題を解消してくれます。
また、温度センサーと連動することで、魚の焼き加減を自動的に調整します。
パナソニックの一部機種にも自動メニュー+センサー制御を組み合わせたモデルがあります。
これらの機能は、IHグリルに慣れていない方やグリルの使い方に不安がある方に特に役立ちます。
グリル皿と焼き網の使い分け
IHグリルには焼き網(グリル網)とグリル皿の2種類の調理器具が使えることが多いです。
焼き網を使う場合
従来から使われてきた焼き網は、余分な脂が下に落ちるため、さっぱりとした焼き上がりになります。
魚の皮をパリッと仕上げたい場合は焼き網が向いています。
グリル皿を使う場合
グリル皿を使うと魚の脂や汁がそのまま皿に残るため、ジューシーな仕上がりになります。
また、グリル内部が汚れにくく、掃除のしやすさという点でもグリル皿は優れています。
パナソニックのラクッキングリル対応機種では専用グリル皿を使うことで、グラタンや焼き野菜など幅広い料理に活用できます。
IHグリルで魚をうまく焼けないを卒業するまとめ
IHグリルで魚がうまく焼けない原因は、主に遠赤外線不足・塩のタイミング・火力設定の3つです。
これらを意識して調整するだけで、仕上がりが大きく変わります。
- 焼く10〜20分前に塩を振り、水分を拭き取ってから焼く
- 中火からスタートして予熱を忘れずに
- 皮に切り目を入れて均一に火が通るようにする
- 魚の種類によって火力と時間を調整する
- 自動調理・メニュー機能があれば積極的に活用する
メーカーを選ぶ段階であれば、グリル火力が強いパナソニック、センサー制御が充実した日立が特にIHでの魚焼きには向いています。
IHグリルでの魚焼きは、ガス火とは違うコツが必要ですが、慣れれば十分美味しく仕上げられます。
ぜひ今回のポイントを参考に、次回の魚焼きで試してみてください。


コメント